HextaUI と prompt-kit

prompt-kit は、メッセージ、プロンプト入力、ツール呼び出しといった AI チャットの部品を、無料の shadcn/ui コンポーネントとして提供します。HextaUI は、それらの部品から作られる完成した画面を、難しい状態の処理まで済ませた形で提供します。このページでは、2026 年 10 月時点の両者を比較します。

結論

チャット用の小さな無料の部品を使い、画面とその失敗時の状態は自分で設計するつもりなら prompt-kit を使ってください。チャットスレッド、コンポーザー、ツール呼び出し、設定ページがすでに作られ、エラー、再試行、停止、承認まで作り込まれたものがほしいなら HextaUI を使ってください。どちらも shadcn CLI でインストールでき、shadcn/ui のテーマトークンを共有するため、組み合わせて使えます。

早見表

HextaUI と prompt-kit の比較HextaUIprompt-kit
得られるものコンポーネント、AI ブロック、完全なチャットアプリAI チャット向けのコンポーネントとサンプルブロック
価格コンポーネントは無料、AI ブロックは買い切り、Prompt Input は無料無料
ライセンスコンポーネントは MIT、ブロックは ProライセンスMIT
プリミティブBase UIRadix(shadcn/ui 経由)
AI SDK任意。同じメッセージパーツを読み取ります任意。チャットボットのサンプルで使用
完成した画面チャットアプリ、アーティファクト、差分レビュー、設定ページ履歴サイドバー付きのチャットアプリを含むサンプルレイアウト
失敗時の状態停止、再試行、失敗した返信、ツールの承認、失敗したアップロードに対応済み自分で対応

部品か画面か

prompt-kit はよくできた部品の集まりです。下端に張り付くチャットコンテナ、プロンプト入力、Markdown、推論、出典、ツール呼び出しがそろっています。何かがうまくいかなかったときにどうするかは、あなたに委ねられています。たとえば Tool コンポーネントは、呼び出しをストリーミング中、準備完了、完了、失敗のいずれかとして表示しますが、承認待ちの呼び出しを表す状態はありません。Prompt Input は IME がまだ変換中かどうかを確認せずに Enter で送信し、File Upload はファイルのドロップには対応していても、アップロードの進捗や失敗には対応していません。

HextaUI のブロックは、そうした判断をすでに済ませ、テストしたものです。

  • Chat Thread: 失敗した返信には Try again が表示され、停止した返信はその旨を示し、編集や再試行は切り替え可能なバージョンになります。回答のストリーミング中は質問が上部に固定され、古い履歴はビューが跳ねることなく読み込まれます。
  • Prompt Input: Enter が日本語、中国語、韓国語の入力を妨げることはなく、アップロードは進捗表示と再試行に対応し、返信中に入力したメッセージはキューで待機し、下書きは再読み込みしても残ります。無料です。
  • Tool Calls: 承認を含め、AI SDK のすべてのツール状態にそれぞれの見た目があり、「Tell it what to do instead」で理由をモデルに送り返せます。
  • Markdown と Streaming: 返信に書きかけの構文が表示されることはなく、まとまって届くチャンクもカクつかずに一定のペースで表示されます。
  • Chat Sidebar: 取り消せる削除、その場での名前変更、返信中のチャットの表示、そして数千件あってもすぐに開くチャット一覧。

HextaAI は、すべてのブロックを組み合わせた完全なチャットアプリです。何もインストールせずに開いて試せます。

部品ごとの比較

prompt-kit のコンポーネントの多くには、対応する HextaUI のブロックやコンポーネントがあります。以下の名前は prompt-kit のドキュメントから取っています。

prompt-kitHextaUI
Chat Container, Message, Scroll ButtonChat Thread と、無料の Message、Message scroller
Prompt Input, Prompt Suggestion, File UploadPrompt Input(無料)
Reasoning, Chain of Thought, Steps, Thinking Bar, SourceThinking
ToolTool Calls
Markdown, Response StreamMarkdown と Streaming
Code BlockCode Block
JSX PreviewArtifact
Text Shimmer, LoaderShimmer と Spinner(無料)
System MessageAlert(無料)
Sidebar chat history, Full chat appChat Sidebar と HextaAI

HextaUI には、Diff Review、Voice Mode、そして Models、API keys、Billing といった AI プロダクト向けの設定ページなど、prompt-kit が扱っていない画面もあります。

prompt-kit のほうが適している場合

  • すべて無料かつオープンソースであってほしい。HextaUI の AI ブロックの大半は有料です。
  • 大きなアプリの中に、メッセージリスト、プロンプト入力欄、Markdown があれば十分な小さなチャットが必要。
  • 画面とその失敗時の挙動は自分で設計したく、各部品には良い出発点があれば十分。
  • Radix のプリミティブを使いたい。HextaUI は Base UI のみをベースにしています。
  • 出発点になる無料のオープンソースのチャットアプリがほしい。Zola は同じ作者が prompt-kit で作ったものです。

prompt-kit からの移行

すべてを一度に置き換える必要はありません。どちらのライブラリもソースをプロジェクトにコピーするため、必要になった部品から 1 つずつ差し替えられます。最初の一歩にはコンポーザーが適しています。Prompt Input は無料で、チャットが AI SDK で動いていれば同じ useChat のステータスを読み取ります。失敗した返信、再試行、編集が重要になってきたら、メッセージリストを Chat Thread に置き換えてください。

よくある質問

prompt-kit は無料ですか?

はい。prompt-kit は MIT ライセンスのオープンソースで、コンポーネントとサンプルブロックは shadcn CLI でインストールできます。

prompt-kit には AI SDK が必要ですか?

いいえ。コンポーネントは AI SDK をインポートしません。ただし Tool コンポーネントは同じツール状態を使っており、チャットボットのサンプルは AI SDK で作られています。HextaUI も同じで、ブロックは SDK をインポートせずに AI SDK のメッセージパーツを読み取ります。

HextaUI は無料ですか?

コンポーネントは無料で、MIT ライセンスです。AI ブロックと完成した画面は HextaUI Pro に含まれます。HextaUI Pro は買い切りで、今後追加されるブロックもすべて含まれます。Prompt Input は無料です。

HextaUI と prompt-kit を同じプロジェクトで使えますか?

はい。どちらもソースをプロジェクトに置き、shadcn/ui のテーマトークンを使います。prompt-kit は Radix、HextaUI は Base UI をベースにしているため、組み合わせて使う間はプロジェクトに両方が含まれます。

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